高齢者の医療費負担割合について
- 2022.09.19
- 高齢者
窓口負担割合
70歳となる誕生月の翌月(各月1日が誕生日の方はその月)の診療から、
窓口負担は2割になります。
(69歳までは3割負担)
一定の所得がある方は、これまでどおり3割負担
70歳以上でも、次の方の窓口負担は3割です。
- 国保の場合:市民税課税所得145万円以上の方
- 課税所得は、収入から基礎控除や社会保険料控除などを引いたもの
- 協会けんぽの場合:(現役並み所得者)標準報酬月額28万円以上
- 標準報酬月額28万円に年金収入は含まない
申請で2割負担になる(基準収入額適用申請)
3割負担の方でも、年金を含めた収入が次の場合には、
申請をすることで負担割合が2割となります。
- 収入額520万円未満(高齢者複数世帯の場合)
- 収入額383万円未満(高齢者単身世帯の場合)
申請用紙は、3割負担の方の高齢受給者証に同封されてきます。
該当するようでしたら、忘れずに申請しましょう!
高齢受給者証
70歳になると高齢受給者証が送られてきます。
高齢受給者証には窓口負担割合が書かれていますので、
通院した際に提出します。
高齢受給者証は、原則として、70歳時点で送られてきたものを
そのまま使い続けます。
ただし、窓口負担割合が変更になった場合には再度発行されます。
たとえば…
協会けんぽの場合、年1回の社会保険料の算定や
固定給の大幅な変更の際に行われる月額変更が行われ
標準報酬月額が変更となります。
この算定や月変により標準報酬月額が変更となったことで、
標準報酬月額が28万円をまたいで上下した場合に
高齢受給者証が再発行されます。